Exhibitions / 展示会
komorebikobo芭蕉布展
Overview
- Title
- 芭蕉布展
- Artist
- 芭蕉布こもれび工房 / komorebikobo
- Term
- 2017/09/26(火) 〜 2017/10/10(火)
- Open
- 11:00am 〜 6:00pm<休廊:10/2(月)・10/3日(火)>
- Place
- ギャラリーパンプキン
Artwork & Installation
About the Exhibition
昔から引き継がれてきた伝統的な製法にこだわり、芭蕉の植えつけから糸作り・織・作品として仕上げるまですべての工程を手作業でおこなっています。作品に触れ身近に感じていただけたらと思います。
沖縄のこころを受け継ぐ伝統織物「芭蕉布」は、糸芭蕉の繊維を織り、草木染めの糸で綾なします。糸芭蕉は、自然の恵みである土と水と太陽から育くまれていきます。芭蕉布は、琉球尚王朝の初期には既に織られていたようで、五百年以上の歴史があるといいます。風通しがよいことで夏の衣服として重宝され、身分を問わず、琉球弧の人々に愛用されてきました。以前はたいていの家に機が置かれ、それぞれの畑で糸芭蕉が大きな葉を揺らしていたものです。 派手さはありませんが、生成りの自然な色合いと、草木染めの控え目な模様が芭蕉布の特徴です。
Artists
東シナ海の風と沖縄の太陽を満喫した糸芭蕉。芭蕉布は、畑で栽培した糸芭蕉の木から丁寧に繊維を採りだします。植えつけから三年、糸芭蕉が大きく育ち、わたしたちの身長をはるかにしのぐよ うになると、ようやく繊維の材料として利用できます。その間何度かの暴風雨にも耐 え、どっしりと大地に根を張った糸芭蕉だからこそ、上質の繊維が採れるのです。着尺一反を織るためには、糸芭蕉の木を約二百本切り倒します。それから布になるまで、大きく分けても二十余りの工程があり、およそ半年かけ て、一反の着尺が織りあがります。さらっとした手触り、生成りの自然な色合い。おんなたちが想いをこめて織り継いできた芭蕉布は、沖縄を代表する伝統工芸の一つです。
昔から引き継がれてきた伝統的な製法にこだわり、糸芭蕉の植えつけから布製品として仕上がるまで、すべての工程を手作業でおこなっています。時間は掛かりますが、丁寧にかかわっていきたいと思います。