Exhibitions / 展示会
Otoe Sashidaアンティークビーズの世界
Overview
- Title
- アンティークビーズの世界
- Artist
- 指田 音絵 / Otoe Sashida
- Term
- 2017/04/25(火) 〜 2017/05/01(月)
- Open
- 11:00am 〜 6:00pm
- Place
- ギャラリーパンプキン
Artwork & Installation
About the Exhibition
「トンボ玉」この愛くるしい名前をもったガラス玉は紀元前2000年の昔から現代に至るまで人々に愛されコレクションの一つとされてきました。指田音江さんもその一人である。 トンボ玉に魅了され珍しいトンボ玉を世界中から取集してきました。展覧会では、珍しいトンボ玉を展示するだけでなく個性的なオリジナルデザインの作品として蘇らせています。
About “トンボ玉”
トンボ玉とは元々蜻蛉の複眼を想起させる色文様のついた丸いガラスビーズを指す呼称でした。しかし現在では、アイヌ玉・ドゴン玉等無地のビーズも含めてあらゆる形状、色彩、サイズのガラスビーズの総称としてこの言葉が使われるようになっています。
紀元前2500年頃のメソポタミアにおける制作が確認されているトンボ玉は、今日に至るまでの約4500年間ほとんど断続的に世界の津々浦々に住む人々によって身につけられ、珍重されてきました。今日では、その製作技術も世界中に伝播されており、国や民族を問わず、トンボ玉というものがいかに人々を魅了する産物であるかがわかります。
トンボ玉には様々な用途がありましたが、中でも女性の装飾品として使われてきたことは広くしられています。
現在、日本を除く多くの先進国で垂涎の的となっているのは、特に19世紀以降に、ヨーロッパで製作されたビーズです。これらのビーズは古代玉と比べて、風化の度合いが低いために、壊れにくく、コレクターとして、単にビーズを眺めているというだけではなく、ネックレスに仕立て上げて身につけられるという利点があります。中でも希少性のあるものは、古代ビーズの中で希少性のないものよりも、遥かに高価に取引されているのが現状であり、その美しさは市販の宝石とても及ぶところではありません。
近年、日本でも”宝石重視”というアクセサリーに対する意識に変化が見られる様になってきました。欧米の様にトンボ玉が市民権を得るまでには、まだまだ時間がかかるかもしれませんが。
About the Artist
トンボ玉に秘められた奥深い歴史、芸術性が、身につけられる貴方によって、より素敵に個性的になることを願い、紀元前から、1920年代にかけてのアンティークのトンボ玉を使ったオリジナルアクセサリーを組み合わせ創作しております。